「安静というのは本当にいいのか」
こんにちは
治療室ノブです
スポーツをやっている、小、中、高、大学生の子供達が、怪我をした際に病院や他の施術院で3ヶ月や半年ぐらいは安静にしたほうがいいよと言われて、練習が出来なくなりどうにかして欲しいという依頼が多々ある
無理をさせて治りが悪かったり、悪化するのを恐れているんだろうが、では安静にしていて本当によくなるんだろうか?
良くなることももちろんあるが、なにより現役選手としてやれる期間が短くなる。
例えば高校は3年間あるが、実際は2年~2年半ぐらいしか活動できないになる。
怪我をして安静にしなくてはいけない期間が出てしまうとさらに活動できる期間は短くなる
それを考えると、安易に安静にしている様にとは言えない
ただ、病院や他の施術院では簡単に言っているように聞こえる
実際自分も学生時代に捻挫をして接骨院さんに通ったが、
「あ~捻挫だね。靱帯も一緒にやってるね。時間かかるから、とりあえず部活は休んで通って」
と言われ、え~と思って高校の保健室の先生にたまたま相談したらテーピングを教えてくれて、テーピングしながら治していった記憶がある
これが正解だったかはわからないが、休んでも1日か2日程度ですんだから今思えば正解でいいだろうと思う
もちろん、休ませなくてはならない場合もあるが、診る側が最初からマニュアル通りに診てはいけないと思う
高校時代から来て社会人でサッカーをしている子がいるが、この子は高校の時に初めて来院して股関節炎で3か月~6か月は治るのにかかると言われたのをどうにかしてもらえないかという事だった
チームトレーナーや提携している整形外科、接骨院でも同じ診断だったという
診てみると股関節炎ではあるが、
何故3ヶ月もかかると言うのか不思議だった。
一般的には、安静にしつつちょっと治療をしていく形ならそのくらいかかると言うのは知っているが、積極的な治療をしてあげれば回復は早い。この子は、3回の治療でプレー復帰できている。
それ以来、高校、大学、社会人と今でも何かあれば相談がある
安静という考えも頭の片隅には持っているが、まずは積極的な治療を考えるべきだろう